和風のお庭をリフォームしたいとのご要望だったＳ邸。既存の和風らしい素敵な雰囲気を生かしつつ、ちょっぴり洋風な趣を加えて、使い易い和モダンのお庭へとリフォームしました。
既存の土部分には新たにグレー系の石材を使用したテラスを設置。和風のお庭にあっても違和感なくしっとりとした雰囲気を醸し出します。テラスや植栽ゾーン以外にはカバー材としてベージュ系の砂利を敷いて、全体をうまくまとめています。
また、テラスの一角には大谷石と枕木で作った作り付けのベンチを設置。ご家族やご来客の方がちょっと腰を下ろしてくつろげるようにしています。
植栽類は既存のものを最大限生かし、シンボルツリーや下草類を付け足しています。

設計の際もっとも留意した点は、既存の和風の雰囲気をいかに生かすかでした。Ｓ邸のお庭にはとても雰囲気の良い植栽や小物がたくさんあったので、その部分には出来るだけ手を入れないようにしました。機能性の問題や、不足していると思う部分のみに新しいマテリアルを加えて、クラシックが似合う和風モダンな雰囲気を醸し出しています。

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施主のお父様の代からある樹と石を残した、エクステリアにしたいというご要望。建物の外壁が柔らかなベージュ＆オレンジ＆ピンク系統でしたので、それに合わせ塗り壁、舗装用自然石材の選定を致しました。色の持つイメージに合わせ、デザインも曲線を使ったものにしました。また玄関前はできるだけ目隠しにしたいが圧迫感のない内容にという希望がありましたので、ポーチ天端の面積を広く取りました。またバリアフリー設計の階段と手摺りを取付けました。アプローチ入り口に植栽帯を設け、前庭とし、立水栓ユニットも庭の中のオブジェとして設計に取り込みました。建替えの現場だったため樹の周りの土の高さが道路より高くなっており土留めの意味も兼ねてピンコロの花壇を作りました。このピンコロの積み方にも他にない工夫を施しております。

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白とグレーの家、シルバーのサッシ。おしゃれなイメージにしたい。お施主様は海がお好きだということでしたので、デザインのどこかに海を思わせるものを取り込もうと考えました。おしゃれなイメージは建物の色と統一感を持たせ、グレーの薄い色と白を基調にしました。また緑の植栽を入れ、さわやかさもプラスしました。海のイメージとして表札に波型を、水を思わせるガラスブロックを門柱に埋め込み、そして南国にもよく見かけるニオイシュロランを植えました。門柱と土留めのブロックの上にある白レンガは白波をイメージしています。

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２０代のご夫婦と二人の女の子が住む一戸建の外構設計及び施工を任せて頂きました。玄関側が国道に面しているため、オープン外構ではなく、家の中が見えにくいように壁を作ること、人が侵入しにくいように門扉をつけることが最低条件でしたので、リビング・ダイニングが外から見えない様、高い目な壁を作り、圧迫感を少なくするため、飾り窓と手前に花壇を作りました。バラの似合う庭にしたいとのことでしたので、バラの色がきれいに映えるよう壁はオフホワイトのジョリパッドで仕上げ、アクセントにレンガを乗せ、階段やアプローチにも同一レンガを使用し統一感を出しました。 レンガの色はなるべく家の外壁の色に近い物を選び、家と外構の調和をとりつつ、しつこくない様に気を遣いました。門扉から玄関につづくアプローチは道路を通る人にも楽しんで頂けるよう花壇にバラを植えてフェンスに絡ませられるようにデザインしました。リビングからすぐに庭に出やすいようにして欲しいとの要望がありましたので、犬走りが隠れるようにジュラシックストーンでテラスを作り、テラスから直接、門前にいけるように少し薄めの色の敷レンガで小道を作り、家と庭の行き来がしやすいよう動線を工夫しました。お子様にも気に入って頂けるような、全体的に若々しく可愛らしいデザインに仕上がったと思います。

人が多く集まるということで駐車場を４台とること、車椅子の親御様のためにスロープを設けること。そのご要望と設計ＧＬの高低差や使い勝手をキーポイントに外構の設計をしました。

家の外壁がほぼ黄色の塗り壁調で、玄関のポーチ柱がレンガ張りだったので、外構は同じようなレンガを使って施工しました。家全体を見て、地面に近い部分が塗り壁より濃い色のレンガで引き締め効果を狙いました。道路の高低差がありましたので、スロープと階段の取り方が難しかったです。駐車場とアプローチを分断するようにスロープを設置せざるをえないため、スロープの途中に階段を挟み、普段の使い勝手にもいいように配慮・設計致しました。アプローチの自然石貼がきれいに仕上がり、お施主様にも非常に喜んで頂くことができました。全体的にも明るさと統一感を持つ仕上がりとなりました。